2013-11-04

Mindy Kalingの取材で分かった33のこと (前半1-16)


というVultureの記事(2012/9/22)がthe Mindy Projectを見るうえで参考になりそうだったので、直訳ですが、良かったらご覧ください。一部意訳や省いているところがあります。読みづらい点ご容赦ください。また、間違い等お気づきの際はおしらせいただけますと幸いです。


1. 彼女はまだ権力に慣れていない。セクハラで訴えられる恐れから、Spanx姿で職場をうろつくことができない上に、きづいたのは、「私は職場の人たちに、プロメテウス見に行かない?ということもできないんです。私は上司で、みんなはそうせざるを得なく感じるかもしれないので」

2. それにもかかわらず、この取材の日に、ブレイキング・バッドを観るように同僚たちを自分の家に誘っていた。それは彼女と友人らにとってとても重要で、なぜなら、「ネタバレが苦手な人はじれったくて。その番組について話しているときに、”何も言わないで!”と言ったり。」実際、このネタは第一話で面白おかしく取り上げられている。Bill Hader演じる元カレの結婚式でスピーチをするときに、ミンディは、Downton Abbeyのネタバレで嫌がらせをしてみせる。「TV番組のネタバレに触れそうになったときに、騒いだり、劇的に部屋を出てったりする友人がいます。」とカリング。それをみると、笑っちゃうんです、「ちょっと、落ち着きなよ!」って。

3. Ike Barinholtzに聞いたところによれば、彼女が看板番組を持ったことで父親を感激させたのは、彼女の駐車スペースが、職場のドアの目の前で、(Law & Orderの俳優の)Dick Wolfと隣り合っていることだった。彼がセットを訪問した後、帰ってからメールで書いた内容が、「ミンディ、君と素晴らしい脚本家、俳優たちにあえてよかった。そして、看板番組とプレミアム駐車スペースおめでとう」で、それが重要だったみたいです。「おお、私の娘は職場のすぐ近くに駐車スペースがあるのか、なんて素晴らしいんだ。」と。

4. ミンディは、男性が支配的だった脚本家チームで少数派の女性の一人として戦っていた時の癖を、未だに捨てられずにいる。「いつの日か、私が誰かに対して熱心に議論しているところ、マネージャーのハワードに "落ち着いて、君のしたいようにできるんだから" となだめられるかもしれませんね。」

5. この戦う精神は、the Officeの最初のシーズンで一種のロールモデルとなった。当時ミンディはただ一人の女性ライターで、ジェナ・フィッシャーはただ一人の主演女優だった。フィッシャーはカリングに、どうやったら脚本家陣に敬意を払ってもらえるか相談した。彼らに注意を向けてもらえなかったので、とフィッシャー。「ミンディは、"もし、彼らがあなたにどなりつけるようなことがあったら、それは、女の子としてじゃなくて、対等に扱っている証だよ"と言ってくれました。おかげで勇気が持てました。ある日、脚本家の部屋に行って、彼女の役柄について話した時、議論には勝てたとは思いませんが、(笑いながら)、それまでにはない方法で、みんなが話を聞いてくれたと感じました。それはミンディのおかげです。そしてとうとう怒鳴られたんです。私にとって、それは勲章なのです。」

6. 彼女は脚本家用の食事を、8年間慣れ親しんだ菓子やウマミバーガーから、"ひどい味の"グリーンスムージーやビタミン強化の食事に変える必要があった。というのも番組製作を始める前に、Linwood Boomerから、人生でもっとも良い体型になるようアドバイスされたためだった。「聞いた直後に思ったのは、女優としていい体型になる、ということかな、、だったんです。ところが彼は、いやいや、これからとても疲れるだろうし、番組のせいで"体調"が崩れるとよくないからということでした。そこで、私は8年間the Officeをこなせていたしきっと大丈夫です。と返したんですが、最初の撮影が行われた8月の半ばに、大きな風邪をひいてしまったんです。Linwoodは正しかった。私は Linda Hamilton-in-T2-level なみの体型にならなきゃいけないんです。偶然ではなく、ティナ・フェイをみればわかるように、筋肉質でたくましくなってますし、Lena Dunhamでさえ、今は、スリムになってるんですから。ちょっと嫌味な人からしてみれば、違うようにとらえるかもしれないですが、私は、二人の変化を見た目のために痩せるべきだというふうにはとらえてません。むしろ、体調を整えて、強くなれ、という警告だと思っています。今までのように金曜日は深夜4時に寝て、午後2時半に起きるなんてことはもうできません。」

7. カリングは、彼女のキャラクターを”あらゆることについて、”強い意見を表明する道具にしようとしている。例えば、親友が、「ティナ・フェイにもう夢中」と言ったなら、ミンディは、「ただ一時的な感情なの、それとも、本当に好きなの?」と問いただす。夢中になる(girl crush)といわれると、彼女はbestieなのかと疑問になるんです。私は大人の女性で、彼女は私の親友。私にはbestieやBFFはいない。私を子供扱しないで。

8. カリングのヒットリストには、誕生日祝いがある。どんな人にも誕生日はある。たとえ殺人者でも。これは、私が信じることと対照的です。職場で誰かのためにハッピーバースデーを歌うのは好きじゃないんです。子供用だと思います。でも、私の番組で誕生日を禁じたら、変人だと思われるでしょう。私がやってみたいことすべてを実現するのは無理ですが、キャラクターには物議を醸すようなことを言わせることはできるので、それを隠れ蓑にします。

9. 彼女のキャラクターの恋愛困難な状況は高学歴・遅咲きであった、自身の経験に基づいている。カリング自身、大学後半までデートをしたことが無かった。33歳の今まで付き合ったのは4人だという。「彼女のキャラクターは、医学部を卒業するまでデートしていない設定です。 arrested development(発育停止)的に※。というのも、20代はパーティに行く代わりに勉強に忙しく、医師となった今、やっと自由なお金を得ている一方、20代に楽しめなかったという不満を抱えているんです。」(カリング自身は二度目の大学生活のような職場the Officeの脚本家として楽しい20代を過ごした)
コメディの arrested developmentにちなんででしょうか

10. カリング自身はthe OfficeのキャラクターJim Halpertを8年間書いてきて、恋愛での期待レベルが高くなってきているかもしれないという。現実でも、もしかしたらそんな人がいるかもしれないと期待してしまう。「Jimの75%レベルの人に会ったときに、残りの25%が悲惨なことになっていたりするんですよ、仕事が続かないとか、15年間両親と話してないとか、シャワーを浴びないとか。」

11. 4人の彼氏のうちの一人はB.J.Novakで、二人はもともとthe Officeのキャラクターとして(実際にデートする前に)付き合っていた。NovakはKelly-Ryanのペアは脚本家陣内で二人を観察した結果生まれたものだという。Mindyと僕はとても近しくて、しょっちゅう喧嘩していたんだ。どうってことないことで、時には一時間話さないようにしていてもなぜそうなったのかわからなくなっていたりした。何をお昼に頼むか、タイ料理にするかどうかとかの、言いかただったりもした。

12. Kelly-Ryanの関係は、Mindy-Novakの関係を反映していた。デートしてるのか?していないのか?本気だったことも無いようなそうでも無いような、それは誰にもわからない。一方が他の人とデートしたり、くっ付いたり、婚約したり、それはKelly-Ryanには過剰だと思った。二人の別れが、実生活を反映していたかといえば、互いに成長して、移行しただけだと思う、とNovakは言う。

13. カリングは少し違うようだ。二人が会ったのは24才のときで、6、7人の脚本家の一員として、第一シーズンを切磋琢磨して作っていくうちに恋に落ち、何年かくっ付いたり離れたりして、今は単純に親友だという。それはそれまでの膨大な年月で養われて得られる、真の親友のようだと。

14. the Officeで Dwight  を演じたRainn Wilsonによれば、「ミンディの真似をしたいなら、常にケータイをいじりながら、「Oh my God! Oh my God! Oh my God! Oh my God!」といって、 ふと顔を上げて、「Where’s B.J.?」といえばいいだけ。二人は最高の友人同士で、へその緒でつながってるんじゃないかと思えるほどなんだ。何時間かツイッターに夢中になっている間に、彼がそばを離れたとは思わないほどに」

15. 現時点では、カリングはシングルで、想像を楽しんでいる。セレブやカフェで見かけた人が面白いことを言ったり、魅力的に見えたりすることで、毎日恋に落ちているのだ。ただ、彼女は今デートする時間がなく、それについては冷静だ。「仕事のスケジュールにかかわらず本当に真剣な付き合いをしたかったら、そういう時間を見つけて、デートしようといってくれると思う。だから、見つかっちゃった、どうやってやっていけるか考えなきゃ、となると思います。」

16. その考えは、両親の出会いに基づいている。ナイジェリアで、(後にミンディ・カリングの父親となる)Avi Chokalinghamは(母親の)Swatiが働くことになる病棟をデザインする建築家だった。母親は偶然、ナイジェリアに研修医として働くために引っ越してきたところだった。そこで二人は出会い、父親が口説いた。「祖母曰く、男性のほうが女性よりも相手を好きな気持ちが大きいというのが一番良い関係なんです。"私は忙しくて、好きなことに取り込んでいるの、もし私のことが好きな人がいるなら、アプローチしてくれるはず。"というのは、"私を見つけて"と小さなデイジーのように弱々しく待っているのとは違うのです。誰か、私を望む人がいるなら、私がどんなスケジュールで、何に興味を持っているのか、理解しようとするんじゃないかと。この考えはあまり変わっていません。」




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