『50/50 フィフティ・フィフティ』のスタッフが贈る―人生と家族の再生を描いた、ハートフル・
監督・脚本:スチュアート・ジッカーマン
製作・脚本:ベン・カーリン
製作:ティム・ペレル/テディ・シュウォーツマン
製作総指揮:ジョージ・パースウェル/アダム・スコット
出演
カーター…アダム・スコット
ヒュー…リチャード・ジェンキンス
メリッサ…キャサリン・オハラ
サンドラ…エイミー・ポーラー
ローレン…メアリー・エリザベス・ウィンステッド
トレイ…クラーク・デューク
ギャリー…ケン・ハワード
ミシェル(クレア)…ジェシカ・アルバ
ドクター・ジュディス…ジェーン・リンチ
アメリカでは結婚したカップルの半分は離婚する、と言うくらい離婚が身近にあるようです。
主人公は小さい頃に両親が離婚し、のびのびとした子供時代を過ごせずに育った男性。家族から自立してレストランのオーナーとして成功し、美人の彼女もいてなんとか幸せを保っていた。そこに、弟が結婚すると言い出し、再び家族の問題に巻き込まれる。両親の離婚時に頼っていた"セラピスト"(ドクター・ジュディス)に久しぶりに再会し、何とか乗り切ろうとするのだが、、という感じです。
Shall we? #ACOD http://t.co/Uuz2ZIvdyc pic.twitter.com/Kd496QopDe
— A.C.O.D. (@ACODmovie) August 21, 2013
宣伝文句にある、50/50 フィフティ・フィフティのスタッフ、と言うのは、ベン・カーリンのことみたいです。その映画と比べると、題材は重いけれど、深刻すぎずにコメディタッチにまとまっているという共通点があります。
原題のA.C.O.D.は、Adult Children Of Divorce の頭文字。心理学用語なのかどうかは定かでありませんが、ネットの英語辞書・英辞郎で検索したところ、
“
ACOD
【略】
=adult children of dysfunctional families
機能不全の家庭で育てられて成人した子どもたち
”
と書かれていました。映画よりは広義です。
主人公はかなり頑張り屋さんで似たような境遇から見ると、身につまされます。そこまでする必要はないのに、そういう環境で育って仕方がなかった。成人しても理不尽な親に振り回されてつつ、自分の幸せをなんとか確保しようともがき、最後は希望が見える終わり方でした。わかりやすくすべてに決着がつくともいえないのでスッキリできないかも知れませんが、主人公のその後のストーリーを予感させます。観客それぞれの人生を見つめなおすきっかけになるかもしれません。
映画のエンドクレジットに、普通の人たちによるA.C.O.D.や結婚についての「ひとこと映像」が入ります。
*このブログでの注目ポイントは…
・主人公の義母・サンドラを演じるエイミー・ポーラーの迫力。アダム・スコットとは人気コメディシリーズ Parks and Recreationsで共演しています。
・ちょい役で、the Mindy ProjectのAdam Pallyが出演。
・ドクター・ジュディスを演じるジェーン・リンチ、研究熱心すぎて傍から見るとかなりエキセントリックですが、どこか優しさも垣間見られて面白いキャラクターでした。
What does #ACOD stand for? We hit the streets and asked New Yorkers to take their best shot. Check it out! http://t.co/ybr8iJrRex
— A.C.O.D. (@ACODmovie) October 4, 2013
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