2013-12-07

Mindy Kalingの取材で分かった33のこと (後半17-33)


第1シーズン放送開始前に発表されたVultureのミンディ・カリング密着取材記事の後半を直訳してみました。取材ノートそのままの内容という気もしますが、彼女の普段の様子や、the Officeでの仕事ぶり、共演者クリス・メッシーナをべた褒めしているところが垣間見られます。以下長文です。



17.     役柄とは対照的に、彼女は結婚したいという衝動には駆られていない。しかし、子供は欲しいと思っている。彼女の母親が他界した時に確信したことがある。それは、「私と母親との関係は、私の人生の中で、唯一の本当に深い関係なのです」ということだ。「ソウルメイトのことを話す時、たいていは恋愛関係におけるソウルメイトを意味しますが、私の場合、ソウルメイトは、母親だったのです。彼女が亡くなった時、無性に子供が欲しくなりました。それまでも子供は欲しいと思っていましたが、母親を亡くして、たくさんの子供が欲しい、そして、私と母親のような深いきずなを気づいていきたいと思ったのです。母親を取り戻すことはもうできないけれど、子供は今から持てます。」
この話を聞いた後、さらに、「やっぱり結婚はしたい、でも、子供を持ちたいと思うほど強い気持ちではないけれど。夫がいるのは素晴らしいことだし、そうしたいけれど、子供がいない人生は悲しいものになると思います。」と付け加えた。

18.     彼女がある程度保守的なのは、両親が共に共和党支持者だからかもしれない。Michael Schurによれば、「本当にそうしたかどうかはわからないけれど、彼女はブッシュに投票しようと密かに考えていた。それに、銃使用を支持しているんです。奇妙に思えるけれど。いつも銃を買いたいと話していたから、僕は、銃を買ったら事故で自分の命を落とすか、誰かを殺すことになるかもしれない、と応えていました。一週間もしないうちに、誰かを傷つけることになるぞ、と。ただし、彼女は素晴らしい人だし、ずっと友人でいたいと思っていることは付け加えておきたい。彼女の欠点に触れることがあっても、それは愛情からなのです。」
※  Michael Schurthe Office の脚本家として2004年に第一シーズンからミンディと一緒に働いていた人物で、現在はParks and Recreation の共同制作者。

19.     the Officeのケリーが徐々におしゃれになっていったのは、カリングがそうしたからだ。シーズン1では現実的でいかにも事務職の服装だった一方、カリングは、ケリーという役柄について強い考えを持っていた。the Officeの製作であるGreg Daniels は笑いながら、彼女の思い付きを思い出す。面白いことに、上層部のプロデューサー陣がシーズン1のままを保とうとしたにも関わらず、カリングは、やりたいようにやりました。つまり、彼女の顔以外はシーズン1とそれ以降とでは全く異なるものになっている。それも、徐々に変化させていったんです。例えば、カリングが「ケリーはヘアエクステを付けるべきだと思う」といえば、私たちは、「なんだって?キャラに合わないだろう。その考えには賛成できないな、ミンディ」こんな風だった。ところが、彼女は、ヘア担当を説き伏せて、エクステンションを付けた。カリングにウェブ版エピソードを監督させた時など、ケリーとエリン(Ellie Kemper演じる)がSubtle Sexualityというバンドを結成し、ゴールドラメの中踊りまくり、結果的に、Danielがカリングに対してビヨンセ的なエネルギーを発揮する場を与えることになった。


Subtle Sexuality
20.     彼女はマイケルがライアンに対して夢中になること(man-crush)を思いついた。「それは、彼女が引き起こしたthe Officeに対して最初の衝撃だった」とノバク。「ゲイのような関係ではなく、とても微妙な関係だった。でもそれでドラマに現実味が出た。悲惨な上司と美男美女カップル、軍国主義の変人がただ単に集まっているだけでないと。そこから幅が広がっていった。ミンディはその特徴的な声をもっているため、番組に明るい要素を加える役割を担っていた。(マイケルはライアンが大好きだった。というのは、誰かがわけも無く、誰かを愛するということです)(注:この原文はよくわかりませんでした。。)

21.     彼女はいつもクリスマスエピソードの脚本をするといって聞かなかった、とノバク。彼女は自分の番組で、一年に二回もクリスマスエピソードを放送する。

22.     エミー賞に着ていくドレスのフィッティングに参加した人によれば、彼女が水玉模様やスパンコールの代わりに深緑のドレスを選んだことは驚きだった。担当スタイリストのSara Paulsenは、きらびやかで大女優のようなものを探すように指示されていたそうだ。

23.     衣装合わせについて、聞いたところでは、「私にとって、エミー賞は離婚裁判傍聴に着て行くようなセクシーさではないです。それは、多様性の女性メンターとしてWJAパネルに出席する時向けだと考えています。」
ボタンダウン(男物のシャツ)に対して:とても映画的ですね。「男性の家にお泊りした夜の次の朝に、”ねえ、昨夜は楽しかった。また会うかどうかはわからないけれど。”」(というシーンによくある格好)
白い人工ヘビ皮柄のジーンズに対して:「サラ、大好きなあなたがおすすめしてくれたから試したいのだけれど、私が着られない9つのアイテムに、白、フレア、、、があるんだよね。」
このような調子で、ミンディ・カリングをドレスアップするのは楽しそうだ。

24.     彼女は赤いミニ・クーパーを運転して9年になるが、ドアが壊れている。Barinholtzには自分の番組を持った証拠にアストン・マーチンをリースするように勧められた一方で、カリングは、他の脚本人の男性は彼女にそうは言わなかったという。
男性陣には「ミニクーパーのままでいいと思うよ。」といわれて、カリング自身は、「え?なんで?それって、もし私が格好良すぎる車を持っていたら、私がデートしたいと思った男性的には、気が引けるってこと?とても残念。」

25.     そのように、女性に引いてしまう男性について、最悪(bullshit)だと彼女は考える。「”彼は気が引けたみたい”という女の子に対して、”ちがう、単に、みっともなかっただけ。だからデートしたいと思わないんじゃなかな。”と言ったりします。実際よりも成功していないように見せかけないといけないの?それは、本当にくだらないこと。たとえ、男性が自分に対して気が引けないように仕向けられたとしても、いずれ本当の姿が明らかになるよ。つまり、自分自身が満ち足りていて、とても才能があって、成功しているという姿が。そうすれば、関係はダメになる。」
そしてこう続けた。
「才能があって、魅力的な男性で二人、Max GreenfieldChris Messinaを押します。彼らはすでに結婚しているのですが、彼らの奥さんたちは、両方とも成功していて夫よりも少し年上なんです。こういうのがいいなあと思うのです。彼らの、僕たちの妻は、すごいパワフルなんだよ!という姿勢、それが素晴らしいのです。」
Max Greenfield
26.     彼女は実際に既婚者のメッシーナにほれぼれしている(無害な範囲で!)。「最初から言いたくはないのですが、プロフェッショナルではないように思えるので、、、つまり、彼はホットで、顔が完ぺきなのです。まるで、古代ローマの彫刻のアポロような。彫刻のように見えるけれど、タフ・ガイなんです。時々、彼が完璧すぎて正視できないことがあります。」

27.     ウェスト・ハリウッドにあるベッドルームが3つ付いた自宅には、the Officeからいただいた(盗んだ)物品がたくさんある。洗濯乾燥機の上には、Subtle Sexualityのポスターが貼ってある。「Ellie Kemper のセクシーな写真は他には合わないけれど、洗面所なら何とかなりました。」廊下はスティーブ・マーチンの白黒写真で占められている。マイケル・スコット(スティーブ・カレルが演じた)の送別会で使った小道具だ。「結局パーティに彼は現れない、というエピソードだったので、小道具はいらなくなりました。そこで、素敵なスティーブ・マーチンのポスターを、すでにフレームにはめられているし、ちょうど良いと思いもらいました。飾る場所が廊下しかなかったのですが、まるで私の一大作品みたいに見えますね。」

28.     彼女の職場には、ピーター・セラーズ、ユー・ガット・メール、ハンナとその姉妹、マイ・フェア・レディのポスターがある。加えて、雑誌Peopleの犯罪特集号。これは彼女が犯罪撲滅と司法に関心を持っているから。

29.     ベッドの近くに掲示板があり、脚本や、インデックスカード、書き込みが沢山ある。寝る前にはこれらを確認することになる。他にも大きな掲示板を自宅の仕事場においていて、各俳優の顔写真を自分の者も含めて貼っている。これを見ながらの方が脚本を書きやすいのだという。

30.     勤務時間の関係上、彼女は一週間の衣服をあらかじめ決めておくのが習慣となっている。「小学5年生みたいですね」とはいえ、「毎朝、起きてゾンビのような状態でシャワーに向かい、用意していた服を着て、ユニバーサル(職場)まで運転しています。」

31.     彼女のツイッターフィードでは、たまに宣伝をしていたにも関わらず、ノヴァクは、ケリーがあまり画面に出なかったように、ツイートも控えているのだろうと考えていた。「戦略でもなんでもなくて。彼女は単に話したいだけ。おしゃべりが好きなのです。」

32.     今年の夏、番組の準備の中盤に、彼女は夜行便でニューヨークに出かけてEllie Kemperの結婚式に出席した。そして日曜日の朝にとんぼ帰りした。「みんな知っているように、結婚式に出席するのはある種の苦痛ですよね。彼女が(忙しいにもかかわらず)出席してくれたことは、とても寛大なことだと思いました。」とKemper。「ミンディは招待状に真っ先に返信してくれ、ギフトを送ってくれた一人です。お礼の返事もすぐにあったし、育ちがとても良いい人」そして彼女はダンスフロアでも活躍した。「彼女はいい意味ではじけていました。まるでロックスターみたいでした。手を挙げながら満ち足りた笑顔で、ほんとうに心からしたいように踊っていました。もし、私がミンディの特別な場所を上げるとしたら、ダンスフロアなのだと思います。ミンディは踊っている時とても幸せそうなんです。リズム感が良くて、そんなに動きは大きくはないのですが、感情そのままに、その瞬間に没頭しているみたいです。」


33.     もし、自分の番組が失敗したとしても、金銭的には困らない状態だそうだ。「番組が失敗したり、商業的にはもうからないインディー映画を作りたくなっても、大丈夫なほどの貯蓄をしてあります。違うケースだと、子育てと執筆のために3年間働かないというのも可能です。あとは、"Shouts & Murmurs"the New Yorkerのコラム)に一年費やして採用されなくても大丈夫です。」

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